開高健記念会

記念会について企画展―オーパ!

オーパ!展トップへ戻る 釣り道具へ ドキュメントへ

企画展:オーパ!展

【写真】

道路の左右はどこまでもとめどない緑の長壁で、
そのなかは葉と幹と蔓のひしめきあいで
ひたすら暗いけれど、道路そのものは一直線だった。
赤い土の赤い眩耀が一本つねに
地平線のかなたまで走っていて、
朝から夜までつづき、翌日も朝からそれがつづく。



鳥の眼で見下ろすと、熱帯雨林の中を縫うように河は流れ、毎年その姿を変えてゆく。

破れかけたような帆をはった舟が午後の陽が射す中を行く。どこへ行くのか帰るのか。

二等船客のひとたちは、甲板に無数のハンモックを吊り、めいめい好き勝手にしている。

河岸になんとなく人が集まってきて、いつの間にか去ってゆく、いつものような夕暮れ。

一日が暮れる頃、水面が黄金色に揺れる頃、小舟が往く、明日はいいことありそうだ。

全世界で鱗のある淡水魚では最大といわれるピラルクー、残念ながら釣れなかった。

黄金色に輝く名ファイターのドラド、跳ぶ、走る、潜る。戦い終えて手にした一匹。

二歳半、150キロの牛に電信柱を刺して丸焼きにした。大草原での愉しい日だった。

河のそばに住む一家。眼の前の河と背後の草原以外に、小屋は何も見当たらなかった。

何度の何度も猛烈なジャンプをする。これぞ名魚、これがドラド、はい。疲れました。
オーパ!展トップへ戻る 釣り道具へ ドキュメントへ