開高健記念会

茅ヶ崎市 開高健記念館「開高健の美味礼讃」展

会期:2005年9月30日~2006年3月26日

企画展:開高健の美味礼讃

展示・展観の内容

稀代のグルメでありグルマンの作家開高健。「この男は食いしん坊のためにわざわざフランス語と中国語を学んだというほどの狼疾ぶりである」。「ほんとの土地の味はやっぱり体を現地まで運ばなければ口に入らない」。「美食とは異物との衝突から発生する愕きを楽しむことである」。「美味に出会って『筆舌に尽くしがたい』『いうにいわれぬ』『言語に絶する』は小説家の名折れ、敗北である、なにがなんでも表現しなければならない」。

旺盛な好奇心と行動力で美味、珍味を追い求め、表現し続けた作家の様々な姿を、その文章とゆかりの品々でお伝えします。

* 美味求心
美味、珍味、奇味、怪味、媚味、
魔味、幻味、幼味、妖味、天味。
* 地球を喰らう
教授はその短躯でアメリカ・サイズのキッチン装置と互角にとり組み、とぼしい素材で苦心工夫をこらし、毎食、毎日、けっしておなじ料理を二度と作らないという奇術を平チャラでやってのけて見せ、全員を声なく圧倒した。
* 美味礼賛
中国人は辛、酸、苦、甘、鹹を"五味"と呼んだけれど、それらを駆使してできあがった料理の性格そのものについては、鮮、美、淡、清、爽、滑、甘、香、脆、肥、濃、軟、嫩などの語を考えだした。