会期:2006年4日〜2006年9月
『輝ける闇』という作品を書きおろしで執筆しているとき、何ヶ月となく部屋に閉じこもったきりだったので、足から力がぬけてクラゲみたいになってしまった。そこへ雑誌「旅」から声がかかって、釣りの旅を毎月やりませんかという提案だった。……私としては運動のつもりでほんの気軽にはじめたのだが、以後、釣りが病みつきとなり、六九年にはアラスカをふりだしに地球をほぼ半周する旅行をやってのける発熱ぶりとなってしまった。
―『完本・私の釣魚大全』への後記―
開高健の釣りへの情熱はとどまることなく、アマゾン川流域、南北アメリカ縦断、モンゴルへの旅と飛躍していった。今回の企画展では、釣りの世界にのめりこんでいった感動と驚きを初期の作品から、また地球環境の破壊を嘆き、指摘する、釣人開高健を紹介する。


















