開高健記念会

茅ヶ崎市 開高健記念館「開高健、モンゴルを駆けた夢」

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企画展:開高健、モンゴルを駆けた夢

モンゴルのものはモンゴルへ

先生は釣りあげたイトウをリリースするとき「チンギス・ハーンのものはチンギス・ハーンに、モンゴルのものはモンゴルへ」という言葉を添えて放すんですが、この言葉はモンゴル人にとっては実に深い、胸に沁みる言葉だったのです。彼らの心の琴線に触れるひと言でした。もちろん開高先生は、そうした意味を込めてあの言葉を発したと思います。

(鯉渕信一氏)

開高健、モンゴルの日々

チョロート河も豊かだった。
痛む背中をかばいながら岸辺に立ったが、
それがヒットした瞬間すべてが忘れられた。
偉大なり、モンゴル高原。

―『オーパ、オーパ!!』モンゴル・中国篇―

1. ゲルの中。ルンペンストーブの暖かさに感謝
2. テントで3日間飛行機を待ち続けた。
3. モンゴルの衣装を着て
4. 2年目、念願のイトウが釣れた。1メートル20センチ
5. タリバガン狩り。白い帽子を被って地を這って近づく
6. 日本とモンゴルの音楽を現地の人々と聴き比べ
7. どんな時にもおしゃれは欠かさない
上 : タリバガン狩りの時被った帽子
右 : モンゴルをともに旅した帽子と衣装
上 : モンゴルの草原でいつも肩から掛けていたハーディー社製のバッグ
右 : 昔ながらのナイフと箸のセット「ヘト・ホガ」 これさえあれば、何処でも困らない。

タリアット村へ

蒙古の驚異だ。驚愕だ。
こんだけ行けばいいでしょう。
テングリ様がたった一回、大いなる微笑をしてくれました。
まだ私は少し生き延びられます。ありがとうございます。
バヤルタイ、バヤルタイ、さようなら。大いなる日は終わりました。
円は完全に閉じました。

―『オーパ、オーパ!!』モンゴル・中国篇―

地図 : 開高が愛したタリアット村周辺

開高先生は今もタリアット村にいる。

とにかく先生のことを考えるとすぐにモンゴルのことが思い浮かぶんですよ。今頃モンゴルで先生はどうしてるかなと。最後の夢、チンギス・ハーンの墓探しの夢は結局かなわなかったけどさ。それでも闘病生活のなかで、ただ死に相対するだけじゃなく、壮大な夢を見続けたんだろうから・・・。今でも僕はタリアット村に行くたびに、先生がそのあたりからひょいっと現れそうな気がするんだよなあ。

高橋 曻(談)

そうそう、いや絶対にモンゴルにいるんだ、それもタリアットだよ。タリアット村っていうのはそれは素晴らしい場所なんですよ。なんて言えばいいかな、神々しいって言えばいいか、別の言葉で言えば静謐な感じがするっていうか。

河といい、湖といい、草原といい、あんなに豊かで美しい場所は世界中どこを探してもないんじゃないか、草原に河が流れ込んで、水のなかで花が咲いていて・・・。神様がいるんですよあそこには。そして開高先生も絶対にモンゴルのタリアット村にいるんだよ。

岩切靖治(談)

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