開高健記念会

茅ヶ崎市 開高健記念館「開高健、モンゴルを駆けた夢」

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企画展:開高健、モンゴルを駆けた夢

オーパ、あるいは愚かな旅人

愚者は食べ物の話をし、
賢者は旅の話をする。
―蒙古古諺―

で、あるならば、
私は愚かな旅人であろうか。
―この本の著者―

巨大なる空虚

開高

蒙古で受けたカルチャーショックのひとつは、歴史の黎明期よりずっと以前から人類が住みつきだした高原なのに、道としてつくった道というものは一つもないことで、遺跡とか墓とか、そういうものも徹底的にない。

……

国父ジンギスカンの墓がいまだに見つからない、十三世紀、たった七百年前なのにですよ。それぐらい徹底している。結局「無物の主」と私は勝手に名前をつけちゃったけれども、そうとしか言いようがない。

司馬

「巨大なる空虚」というのが、彼らがあこがれるというか、必用としている環境らしい。痕跡を残さないといえば、ジンギスカンの遺骸が運ばれていくときに、出会ったやつはみな殺していったと言われているね。どこに埋めたか分からないようにした。死骸も痕跡やから残さない。

開高健「モンゴル、『文明』と『文化』のいま」『アジアの中の日本』司馬遼太郎対話選集9(文春文庫)から。

『オーパ、オーパ!! 』 モンゴル・中国篇 スリランカ篇 年 集英社

左 : 『草の海よ、大地の民よ。 ―チンギス・ハーンへの旅。』 集英社
右 : 『開高健のモンゴル大紀行 ゴルバン・ゴル―三つの河―』1992年 角川書店

モンゴルでの紹介

モンゴル語版『裸の王様・パニック』とモンゴルの新聞での紹介記事 (モンゴル通信1999年4月22日)
ウランバートル新聞掲載の開高健紹介記事(1993年1月8日)

モンゴル出自の開高ウブー

そう、モンゴル出自の開高ウブー。私はここに驚嘆すべき、そして普通の一人のある日本人について書きたいと思う。もしあなた方が彼のモンゴルについて書いた本を読み、もしシシゲッド川かチョロート川へイトウ釣りに一緒に行ったなら、あなたの心もまた感動し、敬愛することになるだろう。開高ウブーを……。

(中略)

アルタンスフ氏の語る開高さんはこんな風だ。

「この方は私の心を揺り動かし、人生に忘れがたい思いを残してくれた人だ。私は開高ウブーと呼んでいる…」

(ウランバートル紙=訳…鯉淵信一氏)

※ウブーは年長者に対する最も親しみを込めた略称

自筆原稿

『オーパ、オーパ!! 』モンゴル篇 直筆原稿

鯉渕信一さんに病床から送られた手紙(ゴルバンゴル計画?)
1989年6月18日付け どうしたのだろうか。6月を2月と勘違いをしている。

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