開高健記念会

茅ヶ崎市 開高健記念館「開高健『一言半句の戦場』」展

会期:2008年4月25日~11月30日

企画展:開高健『一言半句の戦場』

展示・展観の内容

小説家、作家・開高健は、自分にも他人にも厳しい、文章の鬼だった。芥川賞、大宅賞といった文学賞の選考にあたっても、作品に「きらきらしたもの、鮮烈さ」を求めた。それがたとえ「一言半句」でも、俺は評価する、と――。詩の翻訳や宣伝コピーといった、制限の多い場所から文業を始めた作家自身にとっても、文章を書くという行為そのものが、その「一言半句」を求め、原稿用紙に定着するために苦闘する「戦場」だったのではないだろうか。1989年12月9日に亡くなった作家の、単行本・全集未収録のエッセイ、対談、聞き書き、コラム、コピーなどを広く集めた20年目の新刊単行本『一言半句の戦場』を、今回の企画展示のテーマとした。そこには、この作家の独特のユーモアも、切れ味のある洞察も、類まれな人間味もあふれている。

* 一言半句の交友 『一言半句の戦場』に収録された対談や開高家のアルバムの写真を通して、文豪の交友と、そこに投影されるさまざまな考えを紹介します。
* 一言半句のスタイル 釣り、ファッション、第二の青春…。『一言半句の戦場』には作家のスタイルが詰まっています。
* 一言半句の精神 開高健の薦めるノンフィクションベスト5、ヴェトナム戦争従軍にいたる思考の軌跡など、「一言半句」のバックボーンが垣間見えます。

関連書籍のご案内

開高健『一言半句の戦場』 写真・立木義浩、ブックデザイン・江島任
2008年5月 集英社刊

エッセイ、コラム、聞き書き、インタビュー、対談、座談会、推薦文… ひとつの時代を築き、忘れがたい哄笑を遺して去った作家、没後20年。 蘇る! あのユーモア、切れ味、洞察、人間味!

会期中は当記念館でご購入も可能です。