2月の開高健作品朗読会は、エッセイ集『眼(まなこ)ある花々』から。旅を続けた小説家は、その国々、人々、自然のなかに咲いていた花々を、さまざまな体験とともに目に焼き付けていました。開高健のエッセイ集としては小品ながら、名作の評価の高い作品です。
朗読はいつものように、女優・演出家の野崎美子さん。野崎さんは、先日発売された光文社文庫版『眼ある花々』の解説も担当されています。
【日時】 2010年2月28日(日)午後2時~
【場所】開高健記念館(茅ヶ崎市)
ご来場をお待ちいたします。
開高健が従軍記者としてはじめて戦時下のベトナムにはいったのは1964年。以降3度にわたるベトナム滞在は、ルポルタージュ作品『ベトナム戦記』『サイゴンの十字架』ほか、小説の代表作『輝ける闇』『夏の闇』にもつながる、作家・開高健の文学の根源的な体験となりました。

従軍の際に身につけたヘルメットや双眼鏡、水筒、弾除けの呪文の彫られたジッポなど、その体験に直結する品々や、100点にも及ぶ写真パネルなどを中心に、「開高健とベトナム」展が開催されます。
【場所】 青梅市立美術館1階市民ギャラリー(問い合わせ電話:0428-24-1195)
【期間】2010年2月3日~2月17日(8日、9日、15日は休館)
【主催】世界連邦運動協会青梅支部 【後援】青梅市・青梅市教育委員会 【協力】NPO法人開高健記念会
【交通】JR青梅線青梅駅下車徒歩5分 入場無料
http://www.ome-tky.ed.jp/shakai/bijutsu/index.html
1月の開高健作品の朗読会、作品は『私の釣魚大全』より、「母なるメコン河でカチャックというへんな魚を一匹釣ること」の章。特別ゲストとして参加された「ゲンちゃん」こと山元昭さん、「テッちゃん」こと澤口徹行さん(ともにベトナムで開高健と交流があった)、エッセイストの阿奈井文彦さんによるトークも行われました。
山元さんは開高健をメコン河の川中の小島、通称「バナナ島」の釣りに案内したとき、事業を起こそうと友人とベトナムにわたって5年目の25歳。現在もベトナム在住です。
【日時】 2010年1月31日(日)午後2時~
【場所】開高健記念館
朗読:野崎美子(舞台芸術学院、青年座付属養成所、モスクワ芸術座付属演劇学校マスタークラス卒業。女優、舞台演出家として活動)
*なお、2月の朗読会、作品は『眼ある花々』を予定しております。ご期待ください。
「紅茶会」講演集「ごぞんじ 開高健 Ⅴ」が出来上がりました。A5判、2段組、296ページ。
日曜日の午後、開高さんが愛した紅茶を飲みながら、それぞれにとっての開高健を語る「紅茶会」。すでに刊行している講演集「ごぞんじ 開高健 Ⅲ」(A5判272ページ)「同 Ⅳ」(A5判264ページ)もあわせてご覧ください。
●「ごぞんじ 開高健 Ⅴ」(2009年12月9日刊行)収録分
| 開高先生と越前ガニ |
長谷政志 |
| 開高健の招待状 ――出会いとベトナムの記憶 |
阿奈井文彦 |
| ベトナムと開高健 |
石川文洋 |
| 開高健・映像の裏側 |
東條忠義 |
| 開高健と山口瞳 |
石井 昂 |
| 大日本落胆派 |
小畑祐三郎 |
| 開高健 モンゴルを駆けた夢 |
高橋 曻 |
| 開高健とパイプ |
青羽芳裕 |
| 耳の人・開高健 |
豊田健次 |
| 『ずばり東京』連載のころ |
永山義高 |
| 開高さんと高橋さん |
菊池治男 |
| ウイスキーと北極イワナ |
C・W・ニコル |
| 対談 『夏の闇』翻訳秘話を語る |
セシリア・瀬川・シーグル、坂本忠雄 |
ご希望の方には開高健記念館(茅ヶ崎)にて1500円で配布しております。(部数限定です。申し訳ありませんが「Ⅰ」「Ⅱ」はすでに売り切れております)。
「ごぞんじ開高健」のバックナンバーの内容はこちらをごらんください。
http://kaiko.jp/wp/?p=51
今年の12月9日は、開高健の20回目の命日にあたりました。親しい方々にお集まりいただき、ボージョレ・ヌーヴォーを飲みながら、一夜、開高健を語り合いました(日比谷・日本プレスセンタービル内「アラスカ」にて)。

会に先立ち、作家が愛した紅茶にちなんで、開高健にまつわるお話をしていただく「紅茶会」講演会を催しました、今年は作家の柴田翔さんに講師をお願いしました。1970年から期間3年限定で刊行された雑誌「人間として」。小田実、高橋和己、柴田翔、真継伸彦といった編集人のなかに開高健が加わった経緯、同人活動での開高健にまつわるエピソード、未完の小説「花終る闇」に登場する女性についての感想など、1時間半にわたって講演されました。
パー ティ冒頭には、記念会の坂本忠雄会長の挨拶と会の活動報告、 羅臼から来てくださっている阿部満晴さんによる献杯のあと、「インパラの朝」で第7回開高健ノンフィクション賞(主催:集英社)受賞者である中村安希さんへ、記念会より、作家愛用のモンブ ラン 万年筆(開高健のサインロゴ入り)が贈呈されました。
会場であるレストラン「アラスカ」には、茅ヶ崎の記念館で2003年から連続して行っています「企画展」全12回分のポスターが展示され、参加者の目を引いていました。ご出席の方々には、できたばかりの紅茶会講演集「ごぞんじ開高健 Ⅴ」がおみやげに配布されました。
過去の企画展のテーマ、期間は以下のとおりです。
茅ヶ崎の開高健記念館で収録され、11月に放送されて話題となった「週刊ブックレビュー 開高健特集」の再々放送が決まりました。
コメンテーターは、佐野眞一さん、鬼海弘雄さん、角田光代さん。
【日時】 12月12日(土)午後10時~10時54分
【チャンネル】 NHKBSハイビジョン
11月の開高健作品朗読会は、連載エッセイ『白いページ』から。「飲む」「食べる」に始まって、動詞の原型をテーマに、毎回作家の体験と想像力が展開されます。今回はその中から「聞く」と「抜く」。朗読はいつものように、女優・演出家の野崎美子さん。
【日時】 11月29日(日)午後2時~
【場所】開高健記念館(茅ヶ崎市)
ご来場をお待ちいたします。
10月31日(土)午後2時より、茅ヶ崎市立図書館において、「開高健の魅力」と題する講演会が開かれました。
講師は、元「新潮」編集長で、NPO法人開高健記念会会長の坂本忠雄。
【講師略歴】1935年山口県生まれ。慶応義塾大学文学部卒。59年新潮社入社、文芸誌「新潮」の編集長を81年から14年間務める。川端康成、小林秀雄、大岡昇平、安岡章太郎、開高健他、多数の作家を担当した。現代第一線の文学者・研究者をゲストに、昭和を彩った作家たちを縦横に論じた『文学の器』(扶桑社)がこの8月刊行された。
車でご来館のみなさまに長らくご不便をおかけしてまいりましたが、このほど記念館の隣家跡地が駐車可能のスペースに整備されました。普通乗用車7、8台分の、開高健記念館専用の駐車場です。
10月2日(金)より、企画展示も「河は呼んでいる ──開高健とアラスカ」に衣替え。
この機に、ぜひご来館を。
なお、開高健作品の朗読会は10月はお休みをいただきます。
NHK衛星放送BS2の人気番組「週刊ブックレビュー」が開高健特集を組みました。
放映日は10月17日(土):
BS2:午前8時30分~9時24分
BSハイビジョン:10月18日(日)午後5時~5時54分(再放送)
コメンテーターは佐野眞一氏、鬼海弘雄氏、角田光代氏、記念館発の収録でした。
お勧めの「この1冊」は、
佐野氏:『人とこの世界』
鬼海氏:『声の狩人』
角田氏:『輝ける闇』
詳しくは下記へどうぞ。
http://www.nhk.or.jp/book/review/index.html