開高健記念会

記念文庫からのお知らせ

このNEWSページでは、記念文庫の活動や催しなどの報をお知らせしていきます。

【新】東京・杉並の旧開高宅跡に「開高健記念文庫」がオープンしました

施設について 「開高健記念文庫」は開高健記念会の公益財団法人化を機に、東京・杉並にあった旧開高宅を、茅ケ崎の「開高健記念館」とならぶ開高文学のあたらしい発信基地として公開するものです。開高健の全著作、関連書籍・雑誌類のほか、蔵書類、直筆原稿、写真・画像類、愛用・愛蔵品など他では実見できないものを順次、展示・公開していく予定です。

【名称】開高健記念文庫

【所在地】〒167-0021 東京都杉並区井草4-8-14(記念会2F)

●「開高健記念文庫」は完全事前申し込み制です 一般公開ではありますが、展示資料の性質上、以下の閲覧ルールにご協力をお願いいたします。

①開館日、時間:

毎週水曜日・木曜日の午後1時~4時

②完全事前申し込み制:

入館・資料閲覧は無料ですが、事前申し込みが必要です。開高健記念会ホームページ(当サイトです)の「開高健記念文庫 閲覧申込フォーム」からお申し込みください。

③閲覧受け入れ人数:

受け入れ人数は1度に5人までとさせていただきます。

● 来館時のご注意:

 当文庫は普通の民家のなかに開設されています。西武新宿線「井荻」駅北口より徒歩で7、8分。「井草森(いぐさのもり)公園」南側の道路から1軒南に入った二階家(サイン類は目下準備中です)。

(公園南側道路から見た文庫外観。この裏側に玄関があります)

 

「開高健記念文庫」準備室から、こんなインタビューを発見

◆【「開高健記念文庫」準備室から】
「記念文庫」のオープンに向けて図書類の整理が少しずつ進んでいます。先日見つかったのは、下の写真のような雑誌のインタビュー記事「オーディオ探訪 語り手・開高健」、たぶんどの開高エッセイ集にもひろわれていない。「音楽というのは引き金なんですよ。自分の内面にある、埋もれた“なにか”のために──記憶、体験、涙、血、精液、そして恋──」など、語り口もじつにたのしそう。焼け跡のジャズやパリのシャンソン……ベトナムの国民的シンガーソングライター、チン・コン・ソンについてまとまった話をしているのも見逃せない。「文庫」オープンのおりには、ぜひ手に取ってみてください。     ──写真は「Gallantmen」1978年1月号より 撮影・深瀬昌久

 

◆「開高健記念文庫」準備室から②: 前項つづき。「オーディオ探訪」ではこのチン・コン・ソンのことを「いま書いている、ベトナムを舞台にした小説」のBGMとして、日夜その音楽テープを聞いている、と話しています。このインタビューは1977年夏、アマゾンに取材旅行に出る直前になされたものと思われるので、「いま書いている小説」とは『輝ける闇』『夏の闇』につづく「闇シリーズの第3作目」でしょう。でも、その後1986年に出た半自伝『耳の物語』だけでなく、未完の3作目『花終る闇』にもこの“ベトナムのボブ・ディラン”の名は出てこない。あまりにきれいさっぱり出てこないのが、ちょっと気になるところです。──下の写真は、ソンの恋人でもあった女性歌手カーン・リーが彼の曲を歌ったLP(日本コロンビア1981)のジャケット。一部がYouTubeでも聴けます

カテゴリ:ニュース 記念文庫からのお知らせ 2017-11-11