開高健記念会

開高健記念会ニュース

このNEWSページでは、開高健記念会の活動の現況を中心に、開高健関連のさまざまな情報もお知らせしていきます。

9月25日(日曜日)のギャラリートークは「手紙の達人・開高健」

家族へ、友人へ、文壇関係者へ、開高健が綴る手紙は、もう一つの開高文学と呼べるほど実に魅力的な表現にあふれています。今回は、いくつかの手紙を取り上げながら、その魅力を探っていきます。

【日時】9月25日(日)午後2時から

【案内人】坪松博之(開高健記念会理事)

【略歴】1960年生まれ。サントリー㈱に入社。広報部で「サントリークォータリー」の編集を担当する。開高健からは「モテまっちゃん」と呼ばれ、茅ヶ崎の開高宅に通う日々を続けた。著書に『壽屋コピーライター開高健』ほか。

カテゴリ: メディア 紅茶会 2016-09-21

9月30日(金曜日)茅ヶ崎の開高健記念館は臨時休館いたします

9月30日(金)は、展示替えのため、茅ヶ崎の開高健記念館を臨時休館いたします。

ご迷惑をおかけしますがご了承のほど、よろしくお願いいたします。

カテゴリ: イベント メディア 2016-09-14

7月のギャラリートークは「手紙の達人・開高健」

家族へ、友人へ、文壇関係者へ、開高健が綴る手紙は、もう一つの開高文学と呼べるほど実に魅力的な表現にあふれています。今回は、いくつかの手紙を取り上げながら、その魅力を探っていきます。

【日時】7月31日(日)午後2時から(30分程度です)

【案内人】坪松博之(開高健記念会理事)

【略歴】1960年生まれ。サントリー㈱に入社。広報部で「サントリークォータリー」の編集を担当する。開高健からは「モテまっちゃん」と呼ばれ、茅ヶ崎の開高宅に通う日々を続けた。著書に『壽屋コピーライター開高健』ほか。

 

*8月のギャラリートークはお休みさせていただきます。

カテゴリ: イベント メディア 2016-07-29

開高健関連本 ここ1年の刊行 4冊まとめてご紹介

shin_kanren

食べ物語る BUNDANレシピ』(写真右)

日本近代文学館のなかに文学カフェを運営するクリエイティブ集団が企画した文学と料理のレシピ本。漱石、百閒といった大御所から、角田光代、沢木耕太郎、いとうせいこうといった現代作家まで3章、34人、34レシピ。開高作品では『輝ける闇』から前線基地の「ヴァージニア風フライドチキンとマカロニサラダ」が採られています。(主婦の友社 本体1600円)

 

本なんて! 作家と本をめぐる52話』(写真中右)

作家が「本」をめぐって書いたエッセイを集めたアンソロジー本。これまでこのコンセプトで編まれたアンソロジーはいくつもありましたが、芥川龍之介、寺田寅彦といった定番から園子温、万城目学、朝井リョウといった旬まっさかりの作家まで、セレクトこそがいのち。若き日の屈折した本への愛をつぶやく開高健「心はさびしき狩人」収録。(キノブックス 本体1600円)

 

阿川弘之『座談集 文士の好物』(写真中左)

2015年に亡くなった阿川弘之の対談集。オビには「文豪が遺した最後の言葉。」とあります。沢木耕太郎、斎藤孝、向田邦子、井上ひさし等との対談とともに開高健との「ああ好食大論争」を収録。おこなわれたのは1972年、41歳の開高健が10歳年上の阿川“大尉”あいてに食の経験と知識を大展開しています。(新潮社 本体1800円)

 

三浦英之『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』(写真左)

2015年第13回開高健ノンフィクション賞受賞作品。冒頭の、「友よ、君を何と呼べばいい」と始まる建国大学一期生の手紙にいきなり心をつかまれます。開学からわずか8年しか存在し得ず、満州国の崩壊とともに歴史の闇へと姿を消した「最高学府」は、日本、中国、朝鮮、モンゴル、ロシアの各民族から選び抜かれた当時のスーパーエリートたちの集う場所。各地に散った卒業生たちの「戦後」を現地取材した、読みごたえ充分のルポルタージュ。(集英社 本体1700円)

カテゴリ: メディア 2016-07-28

6月26日のギャラリートークは「思い出の開高さん牧さん」

今を去る三十余年前、入社ほどなく毎月原稿をいただきに茅ヶ崎通いした頃のことを思い出しながら、開高健さんと奥様の牧羊子さんを語ります。

【日時】 6月26日(日曜日) 午後2:00から。

【案内人】 冨澤祥郎(開高健記念会理事)

【略歴】1958年生まれ。新潮社出版部勤務。入社早々、開高健の自伝的連載小説『耳の物語』の原稿を受け取りに、毎月茅ヶ崎に通う。

カテゴリ: イベント メディア 紅茶会 2016-06-22

5月のギャラリートークは、5月29日(日)午後2時から行われました。

企画展の冒頭に展示されているのは、ベトナム行を反対された家族に、まずは安心してもらおうとの開高の思いのこもったサイゴンからの手紙です。開高家の事情に詳しい案内人が、とっておきの秘話を語ります。

【案内人】永山義高(開高健記念会理事長)

【お話し】「開高健と年上女房(詩人)との“火宅”の真実」

【略歴】朝日新聞入社2年目に、「週刊朝日」連載『ずばり東京』とベトナム取材の担当者に。副編集長、編集長として『もっと遠く!』『もっと広く!』『国境の南』を連載する。元朝日新聞社取締役(出版担当)。

カテゴリ: イベント メディア 2016-05-11

ホテル・マジェスティック・サイゴン103号室「開高ルーム」に新銘板を寄贈しました。

ベトナム・ホーチミン市(旧サイゴン)の「ホテル・マジェスティック・サイゴン」は、日本人観光旅行者の間で人気が高い名門ホテル(1925年創業)のひとつ。フレンチ・コロニアル・スタイルの貫禄はサイゴン川畔でひときわ目立っています。このホテルで日本人文学ファンの熱い視線を集めているのが、「開高ルーム」と呼ばれる103号室。1964年11月から翌年2月まで、開高健さんが朝日新聞社の臨時特派員としてベトナムに滞在し、戦争ルポの名作「ベトナム戦記」を残したとき取材の拠点にした部屋です。

50年前の1965年2月、ジャングル掃討作戦を取材中にベトコン(南ベトナム解放戦線)に包囲されて敗走、200人の政府軍・米軍兵のうち集合地点での生存確認はわずか17人。まさに九死に一生を得てサイゴンに生還し、同行の秋元啓一カメラマンと103号室のベッドに倒れこんだのでした。部屋の内装は何度かリフォームされていますが、間取りはそのまま。目の前のサイゴン川沿いの夜景に往時が偲ばれます。2階なのに洪水のようなオートバイの喧騒も上がって来ません。

「103号室」は開高作品の中によく登場するので、部屋指定で予約する日本人も多かったようです。この人気に注目したホテル側では、部屋前の廊下の壁に「開高ルーム」の由来を説明する金属の銘板を取り付け、観光客の関心に応えていましたが、説明の日本語はいささか明晰さを欠いていました。

そこで開高健さんのベトナム取材50周年に当たり、公益財団法人開高健記念会では、この銘板の改定、寄贈を同ホテルに申し出て、このほど新しい銘板(日本語と英語)の装着が完了しました。

七つの世界遺産を持つベトナムにとって観光は重要な産業ですが、ホーチミン市のサイゴン川畔にはアメリカ資本の新ホテルも次々に進出。他方、老舗の名門ホテルは社会主義体制下で国営となって迎え撃っています。

このベトナム・ホテル戦争の中で、国営の「ホテル・マジェスティック・サイゴン」も2018年末には500室の高層の大ホテルとして生まれ変わる改造計画が進行中。フレンチ・コロニアル・スタイルの歴史的な一角はそのまま保存される予定です。同ホテルのトゥルオン・タン・ソン社長は、「新しい銘板の寄贈、有難うございました。激しい競争のなかで、103号室の開高ルームはマジェスティック・ホテルの貴重な財産です」と語っています。

3 生還直後の103号室(1965.2.15) 生還直後の103号室(1965.2.15)

4開高さんの写真を飾った現在の103号室 開高さんの写真を飾った現在の103号室1新銘板と103号室ドア

5ホテルマジェスティkック全景マジェスティック・サイゴン 2開高プレート新文面

 

カテゴリ: ニュース メディア 2016-05-11

池澤夏樹個人編集 日本文学全集 21『開高健 日野啓三』刊行

ひとりの作家の文学観によって編まれた日本文学全集。開高健は日野啓三とバインドされて1冊となり、作品としては『輝ける闇』と『人とこの世界』からの1篇「地図のない旅人 田村隆一」が選ばれている。

「世界の向う側と人間の闇を探った二人の作家。ベトナム戦争から始まる対照的な作品世界」(おびコピー)

編者による巻末解説で池澤夏樹氏は『輝ける闇』を「初めて明言しておくが、これは傑作である。彼の生涯で最高の傑作。」としている。ふたりの作家における女と救済についての問いかけも興味深い。

shou_ike.jpg  河出書房新社刊 定価3100円+税

カテゴリ: メディア 2015-10-04

文藝別冊「生誕85年記念総特集 開高健 増補新版 体験からの文学」発売中です

生誕80年記念に「KAWADE夢ムック」の1冊として刊行されたものの増補新版。母校・天王寺高校の後輩たちの前で1978年におこなわれた抱腹絶倒の講演を新たに収録。

bungei_shou.jpg (河出書房新社 1300円+税)

カテゴリ: メディア 2015-08-02

大阪最後の大旦那と珠玉の作家の生涯『佐治敬三と開高健 最強のふたり』刊行

読み応えじゅうぶんの本格的な対比評伝が刊行された。オビには:

”ひとりは勝算なき 「ビール事業」に挑み、もう一人はベトナム戦争の最前線に身を投じる。生産量世界一のウイスキーをつくったサントリー佐治と無頼派作家開高の不思議な友情がかなえた、巨大な夢”

季刊誌「マグナカルタ」の連載分に大幅な加筆がなされたもの。

(北 康利著 講談社 1800円+税)

shou_saji1.jpg

カテゴリ: メディア 2015-07-19
« 前ページへ次ページへ »