開高健記念会

開高健記念会ニュース

このNEWSページでは、開高健記念会の活動の現況を中心に、開高健関連のさまざまな情報もお知らせしていきます。

12月9日(火)「開高健とボージョレ・ヌーヴォーの会」が開かれました

例年の通り、親しい方々にお集まりいただき、ボージョレ・ヌーヴォーを飲みながら2008年の一夜、開高健を語り合いました(日比谷・日本プレスセンタービル内「アラスカ」にて)。

会に先立ち、作家が愛した紅茶に名前を取って、開高さんにまつわるお話をしていただく「紅茶会」、今年は作家のC・W・ニコルさんに講師をお願いしました。

パー ティ冒頭には、記念会の坂本忠雄会長の挨拶と会の活動報告、 羅臼から来てくださっている阿部満晴さんによる乾杯(献杯)のあと、「最後の冒険者」で第6回開高健ノンフィクション賞(主催:集英社)受賞者である石川直樹さんへ、記念会より、作家愛用のモンブ ラン 万年筆(開高健のサインロゴ入り)が贈呈されました。

ご出席の方々には、できたばかりの紅茶会講演集「ごぞんじ開高健 Ⅳ」がおみやげに配布されました。今年は当日記念会より頒布が開始された、開高健直筆再現版「夏の闇」(原稿用紙のまま再現した408枚・函入り)の披露、来る2009年1月13日(火)に新宿南口「紀伊国屋サザンシアター」で開催予定のトークショウ「開高健を語ろう」(出演 重松清・角田光代 共催 NPO法人開高健記念会・紀伊国屋書店)のお知らせなどもあり、遠くはアラスカ、北海道、石川、新潟から、延べ100名ほどの方々が2時間あまりを歓談されました。

カテゴリ:イベント 2008-12-16

講演集「ごぞんじ開高健」の記録(Ⅰ~Ⅴ)

毎月・最終・日曜日、午後2時から、茅ケ崎の開高健記念館で講演者に「それぞれの開高健」を語っていただく講演会「紅茶会」、第62回は2009年7月26日、茅ヶ崎市市庁舎内会議室での開催。「輝ける闇」など開高健作品の英訳者であるセシリア・瀬川・シーグルさん(フィラデルフィア在住)を招き、「夏の闇」の編集者だった坂本忠雄・開高健記念会会長がお話しを訊きました。

「紅茶会」は講演会資料集「ごぞんじ開高健」としてまとめられております。内訳は以下の通りです。

●「ごぞんじ 開高健 Ⅴ」(2009年12月9日刊行)収録分

開高先生と越前ガニ 長谷政志
開高健の招待状 ――出会いとベトナムの記憶 阿奈井文彦
ベトナムと開高健 石川文洋
開高健・映像の裏側 東條忠義
開高健と山口瞳 石井 昂
大日本落胆派 小畑祐三郎
開高健 モンゴルを駆けた夢 高橋 曻
開高健とパイプ 青羽芳裕
耳の人・開高健 豊田健次
『ずばり東京』連載のころ 永山義高
開高さんと高橋さん 菊池治男
ウイスキーと北極イワナ C・W・ニコル
対談 『夏の闇』翻訳秘話を語る セシリア・瀬川・シーグル、坂本忠雄

●「ごぞんじ 開高健 Ⅳ」(2008年12月9日刊行)収録分

「シェ・ルネ」と開高健 細谷 弘
開高先生と水泳 林 正則
『最後の晩餐』と最後の原稿 雨宮秀樹
銀山平の開高さん 佐藤 進・常見 忠
開高健 釣りエッセイの修辞学 菊谷匡祐
気恥ずかしがりやの開高さん 南川三治郎
横方回転の王様 体操部同級生の開高健 作花済夫
異国で読む開高健 角田光代
食と想像力 川又良一
ノブレス・オブリージュ 開高健とダンディズム 藤森益弘

●「ごぞんじ 開高健 Ⅲ」(2007年12月9日刊行)収録分

開高健記念館開館にむけて 吉澤一成
『洋酒天国』のころ 柳原良平
よれよれの開高です 藤本和延
開高さんがいた職場 小玉 武
ベトナムと開高健を思う チャン・バン・トアン
開高健とベトナム戦争 戦争の魔力について 永山義高
わたしが体験したベトナム 菅野 徹
ベトナム戦争を報道した人々 福島申二
記録文学『ベトナム戦記』を巡って 吉岡 忍
開高さんの道東での釣り紀行 阿部満晴
心に通じる道は胃袋を通る Ⅱ 谷口博之

●「ごぞんじ 開高健 Ⅱ」(2006年12月9日刊行)収録分

『オーパ!』をつくる 山崎隆芳
虚無と絶対の求道者 開高健 大岡 玲
開高健の本づくり 三村 淳
続『オーパ!』を語る 高橋 曻
開高健・旅人の横顔 菊池治男
開高健と酒 吉澤一成
断想・開高健 背戸逸夫
「書いた? 書けん!」 森啓次郎
開高さんの遊び心 島地勝彦
開高健さんの眼 桐原良光
開高先生とドキュメンタリー 岩切靖治
開高さんが好きだったもの 湯川 豊

●「ごぞんじ 開高健 Ⅰ」(2005年12月9日刊行)収録分

開高健 ルポと文学の舞台裏 永山義高
開高健の魅力 栗坪良樹
開高健のいる風景 菊谷匡祐
開高健さんのドン・ペリニョン 塩谷 紘
『夏の闇』の書かれ方 坂本忠雄
釣り師・開高健さんとわたし 常見 忠
ベトナムと開高さん 白川浩司
開高健と同甘同苦 高橋曻・菊池治男
アドマン開高健 ゆたか・せん
モンゴルでの開高健 鯉渕信一
心に通じる道は胃を通る 谷口博之
開高健観 佐藤嘉尚

ご希望の方には開高健記念館(茅ヶ崎)にて1500円で配布しております。(部数限定です。申し訳ありませんが「Ⅰ」はすでに売り切れております)。

カテゴリ:紅茶会 2008-12-10

開高作品「朗読会」、11月は『新しい天体』

11月の「朗読会」(10月はお休みをいただきました)は、開高健らしき人物が”余らせてはいけない予算”を、文字通り「食いつぶす」べく奮闘する、奇想天外な長編食味小説『新しい天体』を取り上げます。読み手は女優で演出家の野崎美子さん。

2008年11月30日(日)午後2時より、開高健記念館(茅ヶ崎市)にて

朗読:野崎美子(舞台芸術学院、青年座付属養成所、モスクワ芸術座付属演劇学校マスタークラス卒業。女優、舞台演出家として活動)

カテゴリ:朗読会 2008-11-21

開高作品「朗読会」9月28日(日)は釣魚文学の金字塔『フィッシュ・オン!』よりアラスカ

ロダンの「都会は石の墓場です。人の住むところではありません」を題辞に掲げた、釣魚文学の金字塔『フィッシュ・オン!』。9月の朗読会はそのなかから――キング・サーモン村のキング・サーモン・インに泊ってキング・サーモンを釣ること――と副題のついた「アラスカの章」をお届けします。開高健の始めてのアラスカ体験記であり、以降、この北の地は開高健が繰りかえし訪れ、愛してやまない場所になります。

2008年9月28日(日)午後2時より、開高健記念館(茅ヶ崎市)にて

朗読:野崎美子(舞台芸術学院、青年座付属養成所、モスクワ芸術座付属演劇学校マスタークラス卒業。女優、舞台演出家として活動)

カテゴリ:朗読会 2008-08-23

開高作品「朗読会」7月は食味文学の傑作『最後の晩餐』から

6月の開高作品の朗読会、『パニック』が2008年6月29日(日)行われました。今回は、間奏のギターにハモニカが加わって、開高健の文壇デビュー作の魅力を引き出しました。朗読・演出は女優で演出家の野崎美子さん。次回、7月の作品は、食味文学の傑作『最後の晩餐』です。

2008年7月27日(日)午後2時より、開高健記念館(茅ヶ崎市)にて

朗読:野崎美子(舞台芸術学院、青年座付属養成所、モスクワ芸術座付属演劇学校マスタークラス卒業。女優、舞台演出家として活動)

ご来館をお待ちしております。

(なお、8月の朗読会はお休みをいただきます)

カテゴリ:朗読会 2008-07-07

6月の開高作品「朗読会」は、6月29日(日)、作品は『パニック』

『玉、砕ける』(4月)『流亡記』(5月)とご好評いただいております開高作品の朗読会、6月は以下のように行いたいと思います。作品は、小説家開高健、衝撃のデビュー作、『パニック』です。

2008年6月29日(日)午後2時より、開高健記念館(茅ヶ崎市)にて

朗読:野崎美子(舞台芸術学院、青年座付属養成所、モスクワ芸術座付属演劇学校マスタークラス卒業。女優、舞台演出家として活動)

ご来館をお待ちしております。

カテゴリ:朗読会 2008-06-07

開高作品の「朗読会」、第2回は2008年5月25日(日)、作品は『流亡記』

200805nozaki1.jpg4月の開高作品「朗読会」は大好評のうちに終了(作品は「玉、砕ける」)。ギターの間奏も入り、野崎美子さんの朗読によって、日曜日の午後の茅ヶ崎、開高健作品の短編のなかでも屈指の名作がよみがえりました。

次回の朗読会、作品は「流亡記」を予定しております。

2008年5月25日(日)午後2時より、開高健記念館(茅ヶ崎市)にて

朗読:野崎美子(舞台芸術学院、青年座付属養成所、モスクワ芸術座付属演劇学校マスタークラス卒業。女優、舞台演出家として活動)

ご来館をお待ちしております。

カテゴリ:朗読会 2008-05-01

開高作品の「朗読会」が始まりました。第1回は「玉、砕ける」

それぞれの開高健を語る「紅茶会」講演会は、第60回(2007.12)をもちまして、しばらくお休みいたします(また、適宜、開催していきたいと思います)。

2008年4月27日(日)午後2時より、茅ヶ崎の開高健記念館におきまして、開高作品の朗読会を開催いたします。

朗読:野崎美子(舞台芸術学院、青年座付属養成所、モスクワ芸術座付属演劇学校マスタークラス卒業。女優、舞台演出家として活動)

第1回朗読作品:川端賞受賞の名編『玉、砕ける』

ご期待ください。

カテゴリ:朗読会 2008-03-20

紅茶会の記録(第1回~第62回分)

「紅茶会」は、開高さんが愛した紅茶を飲みながら、日曜日の午後、開高さんが居を構えた茅ヶ崎で文学や釣りや世相を語るサロンです。月に1回、友人として、文学の同士として、編集者として親交のあった人たちが「開高健」を語っています。

今までにお話をされた方は、以下の皆様です。

開催年月日 お話 テーマ
第1回 平成14年6月22日 永山 義高 氏 開高健 ルポと文学の舞台裏
第2回 平成14年7月28日 栗坪 良樹 氏 開高健の魅力
第3回 平成14年8月25日 菊谷 匡祐 氏 開高健のいる風景
第4回 平成14年9月29日 塩谷 紘 氏 開高さんのドン・ぺりニョン
第5回 平成14年10月27日 坂本 忠雄 氏 『夏の闇』の書かれ方
第6回 平成14年11月24日 常見 忠 氏 釣り師・開高健さんとわたし
第7回 平成15年4月27日 白川 浩司 氏 ベトナムと開高さん
第8回 平成15年5月25日 高橋 曻氏・菊池 治男 氏 開高健と同甘同苦
第9回 平成15年6月28日 藤本 和延 氏 よれよれの開高です
第10回 平成15年7月27日 せん・ゆたか(鈴木豊) 氏 アドマン開高健
第11回 平成15年8月31日 鯉渕 信一 氏 モンゴルでの開高健
第12回 平成15年9月28日 谷口 博之 氏 心を通じる道は胃袋を通る
第13回 平成15年10月26日 佐藤 嘉尚 氏 開高健観
第14回 平成15年11月30日 山崎 隆芳 氏 『オーパ!』をつくる
第15回 平成15年12月9日 大岡 玲 氏 虚無と絶対の求道者 開高健
第16回 平成16年1月25日 三村 淳 氏 開高健の本づくり
第17回 平成16年2月29日 高橋 曻 氏 続『オーパ!』を語る
第18回 平成16年3月28日 菊池 治男 氏 開高健・旅人の横顔
第19回 平成16年4月25日 吉澤 一成 氏 開高健と酒
第20回 平成16年5月30日 背戸 逸夫 氏 断想・開高健
第21回 平成16年6月27日 森 啓次郎 氏 「書いた? 書けん!」
第22回 平成16年7月25日 島地 勝彦 氏 開高さんの遊び心
第23回 平成16年8月29日 桐原 良光 氏 開高健さんの眼
第24回 平成16年9月26日 岩切 靖治 氏 開高先生とのドキュメンタリー
第25回 平成16年10月30日 湯川 豊 氏 開高さんが好きだったもの
第26回 平成16年11月28日 吉澤 一成 氏 開高健記念館の開館にむけて
第27回 平成16年12月9日 柳原 良平 氏 「洋酒天国」のころ
第28回 平成17年1月30日 長谷 政志 氏 開高先生と越前ガニ
第29回 平成17年2月27日 藤本 和延 氏 よれよれの開高です
第30回 平成17年3月27日 小玉 武 氏 開高さんがいた職場
第31回 平成17年4月24日 阿奈井 文彦 氏 開高健の紹介状――出会いとベトナムの記憶
第32回 平成17年5月29日 チャン・バン・トアン 氏 ベトナムと開高健を想う
第33回 平成17年6月26日 永山 義高 氏 開高健とベトナム戦争――戦争の魔力について
第34回 平成17年7月31日 菅野 徹 氏 私が体験したベトナム
第35回 平成17年8月28日 福島 申二 氏 ベトナム戦争を報道した人々
第36回 平成17年9月25日 吉岡 忍 氏 記録文学の原点『ベトナム戦記』を巡って
第37回 平成17年10月30日 阿部 満晴 氏 開高さんの道東での釣り紀行
第38回 平成17年11月27日 谷口 博之 氏 心に通じる道は胃袋を通る―その2
第39回 平成17年12月9日 石川 文洋 氏 ベトナムと開高健
第40回 平成18年1月29日 細谷 弘 氏 「シェ ルネ」と開高健
第41回 平成18年2月26日 林 正則 氏 開高先生と水泳
第42回 平成18年3月26日 雨宮 秀樹 氏 『最後の晩餐』と最後の原稿
第43回 平成18年4月30日 佐藤 進 氏 銀山平の開高さん
第44回 平成18年5月28日 背戸 逸夫 氏 嬬婦岩での開高さん
第45回 平成18年6月25日 東條 忠義 氏 開高健・映像の裏側
第46回 平成18年7月30日 石井 昂 氏 開高健と山口瞳
第47回 平成18年8月27日 菊谷 匡祐 氏 開高健 釣りエッセイの修辞学
第48回 平成18年9月24日 小畑 祐三郎 氏 大日本落胆派
第49回 平成18年10月29日 南川 三治郎 氏 気はずかしがりやの開高健さん
第50回 平成18年11月26日 作花 済夫 氏 横方回転の王様:体操部同級生の開高健
第51回 平成18年12月8日 角田 光代 氏 異国で読む開高健
第52回 平成19年2月25日 川又 良一 氏 食と想像力
第53回 平成19年3月25日 藤本 和延 氏 普段着の開高さん
第54回 平成19年4月29日 高橋 曻 氏 開高健――モンゴルを駆けた夢
第55回 平成19年5月27日 藤森 益弘 氏 ノブリス・オブリージュ――開高健とダンディズム
第56回 平成19年6月24日 青羽 芳裕 氏 開高健とパイプ
第57回 平成19年8月26日 豊田 健次 氏 耳の人・開高健
第58回 平成19年10月28日 永山 義高 氏 『ずばり東京』連載の頃
第59回 平成19年11月25日 菊池 治男 氏 開高さんと高橋さん
第60回 平成19年12月7日 椎名 誠 氏 旅から見たもの
第61回 平成20年12月9日 C・W・ニコル氏 ウイスキーと北極イワナ
第62回 平成21年7月26日 セシリア・瀬川・シーグル氏、坂本忠雄氏 『夏の闇』翻訳秘話を語る

会場は、第1回から第6回は茅ヶ崎市の図書館で開催、第7回からは開高健記念館の開館によって同館で、第8回は、初めての試みですが、記念館から歩いてすぐの菱沼海岸で行いました。なお、15回、27回、39回、51回、60回、61回は毎年12月開高健の命日前後に催されている「開高健とボージョレーヌーヴォーの会」会場、62回は茅ヶ崎市庁舎会議室で行われました。

カテゴリ:紅茶会 2008-03-09

第60回紅茶会、講師は椎名誠氏

東京・日比谷の日本プレスセンター8Fにあるレストラン「アラスカ」で、2007年12月7日、「開高健とヌーボーの会」に先立って行われました「紅茶会」講演。講師は旅行家としても知られる作家・椎名誠氏。

開高健さんが亡くなったあと、チンギスハー ンの陵墓を探すというプロジェクトをお手伝いすることになった。しかし、じつを言えば、他の国の英雄のお墓をあばくというのはどうかという気もあって、見 つからなくってよかったという気持ちもあった。開高さんには生前、一度だけ会ったことがある。インタ ビューとも対談ともつかぬシチュエーションで、二時間ほど、なにをしゃべったか、覚えていない。あちこち、辺境といわれる土地も旅してきたが、開高さんの 旅への憧れもあった。

エスキモーの住む地域を旅すると、森林限界というのが高度差だけでなく、緯度によっても生じることがわかる。森林限界を過ぎた自然のなかでエスキ モーの人たちは知恵をしぼって、いろいろなものを食べて暮らしている。アザラシを倒してよく食べるが、すぐ皮をはぐと、皮と筋肉のあいだにころころした 寄生虫がいることがある。アザラシと共生しているわけだ。これなんかは、エスキモーにとっては、重要な栄養源、あるいはサプリメントといったところだ。い ろいろなところで虫やなんかを食べると、ゲテモノ食いだとか言われるが、現地の人が必要あって食べているものを、われわれも頂くのであって、ゲテモノ食い とはちがう。

アマゾンでは、アナコンダ(巨大な水蛇)に興味があり、現地のひとにたずねると、「大きさ自慢」がはじまることがある。どこそこのひとは15 メートルの蛇を捕まえた、とか、20メートルのものを見た、とか。そういう事情を日本の子どもたちに説明するときに、極大と極小の話をするとよくわかって もら えるのだが、蛇で言えば、1キロの蛇がいたとする。で、尻尾のほうで何か、誰かにかじられるとかの異変が起きると、その信号は神経細胞を通じて伝達されて 脳へ向かう。ある本によると、1キロ離れた脳にその信号が伝わるのに、90秒かかる。「ヤバいから尻尾を動かそう」という信号が、折り返し尻尾に届く ま でに、また90秒。これでは、とっくに尻尾は食われてしまう。現実には1キロの蛇というのは、神経伝達の面からも生物の限界を超えているわけだ。
極小で例をあげると、地球を直径1メートルの球とする。これが東京駅にあったとすると、太陽系でいえば、火星は東海道線・大崎あたり、一番遠い冥王星は姫 路あたりにある、ということになる。こういうと、子どもたちも、へえ、ということになる。極小にするとわかりやすくなる例だ。

そのほか、地球のいまおかれている危機的な状況、なかでも危ない日本のある姿を、大自然の奥深く旅してきた視点から、印象深く話されました。

カテゴリ:紅茶会 2008-02-28
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