開高健記念会

開高健記念会ニュース

このNEWSページでは、開高健記念会の活動の現況を中心に、開高健関連のさまざまな情報もお知らせしていきます。

【記念文庫からのお知らせ】 東京・杉並の開高健記念文庫が再開します

東京杉並の開高健記念文庫を6月17日(水)より再開いたします。
ウイルス感染防止のため、当分のあいだ次のようにさせていただきます。
・閲覧のさいはマスクの着用をお願いいたします。
・入館時には備え付けのアルコールで手の消毒を。
・閲覧は1日1組、最大5人までといたします。
記念文庫として、職員のソーシャル・ディスタンスの確保と、可能なかぎりの空気の入れ替えをこころがけてまいります。
閲覧予約はこのHPページの「開高健記念文庫 閲覧のお申し込み」フォーム からお願いいたします。

開高健記念文庫一同

*茅ケ崎の開高健記念館は耐震改修工事のためひきつづき臨時休館中です。

【Facebookから】 開高健の「オーパ!」が今読みたい旅の本ランキング1位にえらばれました

日経新聞の「読めば家でも旅気分」とうたった何でもランキングで、開高健「オーパ!」が620ポイントで1位を獲得しました。2位「深夜特急」580P、3位「忘れられた日本人」520P、4位「時刻表2万キロ」510Pをおさえてのトップ。以下のラインナップをみても「ハワイイ紀行」「犬が星見た ロシア紀行」「長い旅の途上」「どくとるマンボウ航海記」「ねむれ巴里」「崩れ」とつづく、主催者や選者(旅の専門家10名)の本気度が感じられるランキングです。

個人的には「オーパ!」の1位はうれしいですが、他のタイトルも旅の名著ばかり。順位についての異論ふくめて、出歩けない夜にひらいてみるのはいかがでしょう。現在手にはいるものばかりだそうです。

2020年4月11日の「NIKKEI プラス1」に載ったもの。電子版もあります(全部読むには登録が必要)。(Haruo Kikuchi)

 

カテゴリ:Facebookから Uncategorized ニュース 2020-04-16

耐震改修工事のため臨時閉館のお知らせ。

「茅ヶ崎市開高健記念館は、耐震改修工事のため4月から10月中旬まで臨時閉館します。ご理解、ご協力をよろしくお願いします。」

カテゴリ:Uncategorized ニュース メディア 2020-04-10

【Facebookから】 茅ケ崎の記念館・ゆかりの人物館 共同開催の特別展示にいってみた

茅ケ崎の開高健記念館で開催されている特別展示「絶筆『珠玉』の周辺」を見にいった。「珠玉」は3篇の宝石をめぐる物語だが、開高最後の執筆作品としていまでも読む者にさまざまなおもいを誘ってくる。
記念館に大きな関連年表がかかげてあった。「珠玉」は開高が入退院をくりかえすなかで執筆され、亡くなる2日前に「文學界」に発表された。開高が最後の最後までこめたおもいが、それぞれの宝石のまとう物語から伝わってくる。展示はそういう視点で注目すべき文章に光をあて、関連書籍や資料を見せている。ひとつひとつ丹念に作品とかさねあわせて見て興味がつきなかった。
隣接する「ゆかりの人物館」では「開高家の人びと」展がひらかれている。開高、妻の牧羊子、娘の道子の家族写真や手紙、いままであまり知られなかった、家族からみた開高健が語られている。
今回は「開高健 The Year」を期した初の共同企画展だそうだが、開高健という作家の人生が立体的にうかびあがってくる造り。この地で今、おこなわれる企画としてふかく納得のいくものだったことをお伝えしたい。3月29日まで。(N・H ──下は20190921朝日新聞広告の部分画像)

カテゴリ:Facebookから イベント 2020-01-30

【 開高健記念文庫より 】 テーマ雑談会のおしらせ ─── 単行本『開高健のパリ』重版記念

◆東京・杉並の「開高健記念文庫」で「テーマ雑談会」が開催されます。

日時=11月17日(日)午後2時~4時

雑談の中心=菊池治男・開高健記念会理事

テーマ=単行本『開高健のパリ』のできるまで

 

・発売2週間で即重版がかかった単行本『開高健のパリ』(集英社刊)。マエストロになるまえの、若い作家の「旅のかたち」と「パリ」への思いを、ユトリロの原画とともに紹介するこの本の編集作業は、文字どおり紆余と曲折の連続。本の立案・制作にたずさわった関係者がご質問を受けながらテーマ雑談します。理事は元集英社編集マンで、開高健のアマゾン紀行『オーパ!』(1978年刊)など一連の旅の担当もつとめました。

 

・開高健記念会ホームページ(このサイトです!)の「開高健記念文庫」→「閲覧のご案内」→「閲覧のお申し込み」から「テーマ雑談会希望」と明記のうえお申し込みください。(スペースの関係で定員を8名様とさせていただきます。)

・午後1時より来館可能です。記念文庫が所蔵する関係資料や書籍、映像をごらんいただけます。

・ご質問も歓迎します。尋ねてみたいことがあれば事前にお知らせいただければ準備します。

 

共同企画展「漂えども沈まず・開高健の生きかた」

企画展ちらし

カテゴリ:Uncategorized メディア 2019-10-24

【記念文庫から】 鯉渕信一氏をかこむ「テーマ雑談会」がひらかれました

9月15日(日)東京杉並の開高健記念文庫ではじめての「テーマ雑談会」がひらかれた。雑談の中心は鯉渕信一氏(亜細亜大名誉教授・モンゴル学)、開高健のもっとも後期の旅、モンゴルでのイトウ釣り(1986年、87年)で通訳・ガイドをつとめられた。この作家の第一印象からその後の交流、作家の死、モンゴル社会の激変、モンゴルと日本について、参加者からの質問にもこたえながらはなしはつづいた。
・開高健はなぜいまもモンゴルで「開高ウブー」(開高おじさん)と慕われつづけているのか(=草原での開高が現地の人たちにきわめてオープンに接したこと、そのとき作家の人間味に魅了された人物たちがその後モンゴル社会のあちこちで活躍していること……)
・モンゴル帝国はなぜあっというまに姿を消したのか(=騎馬民族は草原の民、いざというとき集合ではなく離散する、なぜなら集合するとその場の草を食いつくしてしまうから……)
・モンゴル力士はなぜ日本語を流ちょうに話せるのか(=モンゴル語は語順が日本語と似ているほか、発音可能な「音」が日本語よりずっと多い……)
などなど、話題はつきなかった。
開高健とその一行が取材にいったころ、首都ウランバートルに(ということはモンゴル全土に)信号機は2つしかなかった。だが、馬が往来していた市内はいまや車だらけ。草原で馬を駆っていた若者たちはバイクにのり、放し飼いの馬のゆくえはGPSで探査する、という。
開高健がなくなる1か月前、鯉渕氏は開高さんの発案ではじまった「ジンギスカンの陵墓探査プロジェクト」の経過報告をもって病床に見舞った。そのさい言われたことばが忘れられないという。
「探査キャンプは河のちかくにしよう。イトウ釣りができるように。……墓がみつからなくてもいいんや、壮大な夢がみられればね」
そのことばには残される者への開高の気づかいがあったのでは、と想像してしまった。(N・H)

*写真はモンゴルブーツのはきかたを開高さんに伝授する鯉渕氏。開高健のモンゴル行は『オーパ、オーパ!! モンゴル篇』(写真・高橋曻 単行本・文庫/集英社)、テレビドキュメンタリー『開高健のモンゴル大釣行』『開高健のモンゴル大縦断』になっています。いずれも開高健記念文庫でごらんいただけます。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上

『開高健のパリ』(集英社)9月5日発売。ユトリロとパリ、旅を語るエッセー再編集版。

The Year 〈2019没後30年・2020生誕90年〉の今年、開高健著作本の刊行は活況を呈しています。9月5日に『開高健のパリ』(集英社)が発売されるのを機に、開高健The Year の刊行情報と紹介をまとめてお知らせ致します。

★新刊★

『開高健のパリ』(集英社)9月5日発売・A5判、本文128頁、2000円+税)

開高健の小説、エッセイの文庫本化が相次ぐ中で、これは異色の再編集もの。気軽に読める美術論であり、パリ滞在記、パリ案内記でもあり、また開高文学の底流にある旅哲学のエッセイ集でもある。

本書全体の構成は『現代美術15 ユトリロ』(みすず書房、1961年)掲載の開高健による主文「モーリス・ユトリロ」を冒頭に、25枚のユトリロの絵をカラーの美麗印刷で全編に散らし、それぞれの絵には開高の切れ味鋭くも、ユトリロへの愛がこもった解説が付いている。

最も長い再録は「ごぞんじのようにパリには いたるところに広場がある。」(「声の狩人」1962年初出)で、植民地アルジェリアの独立を支援するフランスでの反右翼闘争の生々しい報告記。ベトナム体験前の若い感性は、パリ市民の闘争を肌身で熱く体験した。このときの滞在では大江健三郎と共にサルトルに会見している。このほか〈パリ断章〉として6編のエッセイを配し、開高健のパリと旅への愛と衝動が生き生きと伝わってくる。

これらの収録作品の発表後に生まれた世代の作家・角田光代さんによる解説は、開高の文体、異国体験、作品の変容を自在に論じて新鮮。

「若きの日に旅をせずば、老いての日に何を語る」という本書の結びの一節に、心を動かされる読者も多いに違いない。

★近く刊行される文庫本★

『珠玉』文藝春秋 2019.9.

 

★過去1年の既刊文庫本★

『破れた繭 耳の物語1』岩波書店 2019.4.16

『夜と陽炎 耳の物語2』岩波書店 2019.5.16

『開高健短篇選』岩波書店 20119.1.16

『青い月曜日』集英社 2018.11.25

『開高健ベスト・エッセイ』筑摩書房 2018.5.10

『葡萄酒色の夜明け(続開高健ベスト・エッセイ)』筑摩書房 2019.4.10

カテゴリ:メディア 記念文庫からのお知らせ 2019-09-02

高橋曻写真展「熱波」が開催されます ──記念会公式Facebookから

高橋カメラがカッターナイフをつかってピラニアの歯を分解していた。アマゾン取材も1か月ほど経った暑い昼下がり。昼寝から起きてきたらしい開高さんがそれを見てがぜん興味をもった。「歯の裏側にあたらしい歯の列がかくれてるねんナ。欠けても抜けてもすぐ新しい歯があらわれる!」。──解剖してみなければそんなことはわからない。開高健のアマゾン紀行『オーパ!』には、そのときのピラニア写真と開高さんのおどろきが書きこまれている。カメラが高橋さんでなければありえなかった展開ではないだろうか。

高橋曻はその後10数年、400日を超える旅の日々を開高さんとともにした。

その彼がもう一方で文字どおり格闘しつづけたのが人物写真だった。『オーパ!』連載の舞台「PLAYBOY日本版」(2009年終刊)には「プレイボーイ・インタビュー」という破格のインタビューページがあり、高橋カメラはそこでも力あふれるモノクロ写真を撮っていた。インタビュー自体も長く(ときには1週間もつづいた)、格闘めいたところがあった。松田優作や羽仁五郎といったうるさ型とのやりとりを思いだす。

高橋曻の早すぎる死から今年で12年。9月3日の13回忌日から「高橋曻写真展 熱波 ─プレイボーイ・インタビュー・セレクション─」がひらかれる。レンズのこちら側にいる人格を想像しながらみるのもいいかもしれない。高橋曻は人物を「アマゾンのオーパ!(驚き)を撮るように撮ってやる!」とうそぶいていた。(haruo Kikuchi

 

 ──以下に写真展の情報があります。

https://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/2019/07/19/20942/

 

 

カテゴリ:Facebookから イベント 2019-08-19

【記念文庫より】テーマ座談会のおしらせ

東京杉並の開高健記念文庫で「テーマ雑談会」が開催されます。

日時=9月15日(日)午後2時~4時

雑談の中心=鯉渕信一氏(モンゴル学者・亜細亜大学名誉教授)

テーマ=なぜ開高健は2度モンゴルへ行ったか? 草原での開高さんをじかに語り合いましょう。

  • 鯉渕氏は1986年、87年のモンゴル取材のおり、アドバイザー・モンゴル語通訳として開高隊につきそったモンゴル情報の第一人者で、毎年のようにモンゴルをおとずれ、研究と交流をつづけておられます。大の釣りファンでもあります。
  • 記念会ホームページ(このHPです)の記念文庫来館「申し込みフォーム」から「テーマ雑談会希望」と明記のうえお申し込みください。(スペースの関係で定員を8名様までとさせていただきます。)
  • 午後1時より1時間、記念文庫が所蔵する関係資料や書籍、映像をごらんいただけます。
  • ご質問も歓迎します。尋ねてみたいことがあれば事前にお知らせいただければ準備します。
写真は開高健著『オーパ、オーパ!! 国境の南』(撮影・高橋曻)より
カテゴリ:記念文庫からのお知らせ 2019-08-16
次ページへ »