開高健記念会

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開高健記念会のFacebookページに投稿した内容から、エッセンスをお知らせします。

高橋曻写真展「熱波」が開催されます ──記念会公式Facebookから

高橋カメラがカッターナイフをつかってピラニアの歯を分解していた。アマゾン取材も1か月ほど経った暑い昼下がり。昼寝から起きてきたらしい開高さんがそれを見てがぜん興味をもった。「歯の裏側にあたらしい歯の列がかくれてるねんナ。欠けても抜けてもすぐ新しい歯があらわれる!」。──解剖してみなければそんなことはわからない。開高健のアマゾン紀行『オーパ!』には、そのときのピラニア写真と開高さんのおどろきが書きこまれている。カメラが高橋さんでなければありえなかった展開ではないだろうか。

高橋曻はその後10数年、400日を超える旅の日々を開高さんとともにした。

その彼がもう一方で文字どおり格闘しつづけたのが人物写真だった。『オーパ!』連載の舞台「PLAYBOY日本版」(2009年終刊)には「プレイボーイ・インタビュー」という破格のインタビューページがあり、高橋カメラはそこでも力あふれるモノクロ写真を撮っていた。インタビュー自体も長く(ときには1週間もつづいた)、格闘めいたところがあった。松田優作や羽仁五郎といったうるさ型とのやりとりを思いだす。

高橋曻の早すぎる死から今年で12年。9月3日の13回忌日から「高橋曻写真展 熱波 ─プレイボーイ・インタビュー・セレクション─」がひらかれる。レンズのこちら側にいる人格を想像しながらみるのもいいかもしれない。高橋曻は人物を「アマゾンのオーパ!(驚き)を撮るように撮ってやる!」とうそぶいていた。(haruo Kikuchi

 

 ──以下に写真展の情報があります。

https://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/2019/07/19/20942/

 

 

カテゴリ:Facebookから ニュース 2019-08-19