開高健記念会

来館者のノートから

このNEWSページでは、開高健記念会の活動の現況を中心に、開高健関連のさまざまな情報もお知らせしていきます。

記念館の「3月」(2004-2013)

開高健記念館は2013年4月で開館 10周年を迎えました。開館以来、訪れた方々が書きつづってきたノートから、その月の言葉をふりかえります。今回は、「3月」新編。(お名前はイニシャルで、難読文字は●で表記させて頂きました)

2004.3

◆海岸に写真を撮りに行った帰りに、記念館を偶然見つけて寄りました。魚釣りが好きなので、先生の中南米釣り紀行などドキドキしながら読んだものでした。私の住む茅ヶ崎市に先生が住んで居られたなんて感激です。できればお会いしたかった。(赤羽根 K・T)う

◆じんわりと心が安らぎました。釣りを覚えてまた来たいです。(O・K)

◆昨夏、南部アフリカでトラックにゆられながら開高さんの文字を追いましたが、かわいた体にしみわたりました。これからも世界のあらゆる場所で氏の言葉をたどることでしょう。(Y・H)

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2005.3

◆日本語の濃厚な渦の中に溺れつつも漂えずという心境の中、先生の作品をこよなく愛した一人であります。この記念館は、本当に偶然に、いや心の奥底にある声に従いつつ、必然的に導かれたのかもしれない……。ともあれ、横浜での単身赴任を後1か月で終えようとしている私としては、この地での最高の想い出となりました。先生の書斎、愛用品、原稿等々を垣間見る事が出来、少しでも先生自身を感ずる事が出来、感慨深いものがありました。単身赴任を終え、関西へ帰省する事となると、もうこの地を訪れる事が出来なくなるかもしれないという、決して大げさではなく、半分諦めにも似た胸中を抱きつつ、一生の想い出と心に刻み込み度く……合掌。(K)

2006.3

◆著作だけではわからないことを知り、とても楽しい時間だった。よい場所ですね。

◆何だか疲れた時、悲しい時、不安な時、来たくなるのです。(S)

◆川崎から長男が、開高先生の記念館に行くとさそってくれました。病気がよくなったので、すっかりいやされまして、ありがとうございました。友達をさそってまた参ります。(I)

2007.3

◆開高大兄を初めて知ったのは10年以上前、NYの現地高校で色々な壁と悪戦苦闘している時でした。以来、大兄の本は常に私の人生と共にあります。今日は良い物を見させていただきました。貴方のような偉大な大人になった時、また来ようと思います。(F・S)

◆初めて訪れさせて頂きました。この空間で数々の作品が生み出されたのかと思うと、感じ入るものを押え切れません。季節が違う毎にまた訪れたいと思います。(S・T)

2008.3

◆少し日本での生活、仕事に疲れてしまい、ふとこの記念館を訪れてみたいという気持ちになりました。「人間と戦争」作家として、というよりも、一人の人間として、開高健がどのように感じ、言葉として残していかれたのか……、また再び旅に出れそうな気持がわき起ってきました。記念館を保存して下さっている茅ヶ崎市に感謝です(N・Y)

2009.3

◆東京に来てから何度か来ています。来るたびに何か、なぜかほっとしています。男が熱中出来るものは“遊びと危機のなかにある”“ここ以外であれば何処でもよい”。来るたびに何か新しい発見があるように感じております。(K・M)

◆病気の義母の介護の午後のひととき、海岸散歩に出かけ、その途中ぶらりと足を運びました。義母は只今お昼寝中です。家から15分位なので今度はまた主人と訪ねたいものですね。開高氏の壮大さと自然体の生き様に、介護なんて何のそのと思えた時でした。(Y・K)

2010.3

◆開高けんさんは本をいっぱい作っていて、シカやへびなどいろいろすごかったです。

◆次にくる時は学位を取得しているでしょうか? 今、目の前にある問題をクリアしているでしょうか? また来ます。(E)

2011.3

◆たまたまココに来ました。書斎の熊の毛皮が、すっごく大きくて恐かったです。そんな書斎で過ごしていた開高さんはスゴイネ! 近々私、韓国行きます。(K・H)

◆問題と問題外、想像と想像外、そんな世界を伝えて頂いた思い、切なり。(O・Y)

2012.3

◆やっと来られて幸せです。
苦しいと楽しいが一緒になったような……そこが好きです。(M・S)

◆私は釣りが好きで「フィッシュオン」や「オーパ」などで開高健と出会った。エッセイはおもしろい。「地球はグラスの……」などに腹を抱えた。不思議と小説はまだほとんど読んでいなかった。今までは、それでいいかと思っていたのが、こちらに伺って、ガラリと考え方が変わった。

◆I would like to thank the Kaiko Memorial Ass. for opening and
maintaining this wonderful memorial to one of Japan’s most important
post-war authors.

Takeshi Kaiko served as a conscience to all of us during the 1960 and
1970’s. I am not sure if this reporting of and opposition to America’s
War in Vietnam helped end the war any quicker, but it did remind us that
it was wrong and a terrible, terrible mistake.

I will treasure the memory of today’s visit and would again like to
thank you for your volunteer activities in maintaining the memory of
this wonderful human being.(イリノイ州 R・O)

◆もう20年以上読者ですが、やっと訪れることができました。エッセイに書かれたナゾが、お宅に展示している品を見て少しとけました。皆さんの手によって自宅が保存されていることに感動しました。また、遊びに来ます。(K・S)

2013.3

◆日本三文オペラを読んで驚嘆して以来のファンです。やっとここに来れました。書斎がそのままの姿で感動しました。開高さんの息吹が感じとれて本当に良かった。(鎌倉市 Y)

◆勘違いで本日休みだと諦めていたのですが、やってきました。今にも散歩や何かから開高さん帰ってきそうな不思議な時を過ごせました。(広島市 F・M)

◆サントリーのCM、釣り旅行ドキュメント、忘れられません。猫のはく製がとても気になりました。ご自身がとても猫好きだったとは! とても親近感を覚えました。他、料理エッセイ、対談集が大好きです。(埼玉 M)

◆あれから約2ヶ月。無事大学に合格し、ここへまたやってきました。もしあの時、ココに行かないで大学を受けていたらダメだったかもしれません。それは“危険の中に遊びがあり、遊びの中に危険あり”という開高さんそのものの言葉に支えられたからだと思います。書斎や小道。どこからかふっと開高さんが出てきそうなオーラを肌で感じました。この感覚を大人になっても忘れたくはありません。……(O・K)

◆茅ヶ崎の静かな趣のある居宅は想像どうりでした。これから彼の足跡を追って、すばらしい作品を読んでいきたいよ思います。桜が例年より早く咲いた春。遠方より来たかいがありました。

カテゴリ:来館者のノートから 2013-04-14