開高健記念会

開高健記念会ニュース

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第56回紅茶会 講師は青羽芳裕氏

日本パイプスモーカークラブ世話人・日本葉巻愛好家協会副会長で、読売新聞社の青羽芳裕さんが、パイプ愛好家としての開高健と、そのタバコ関係のコレクションについて語りました。

マイクを手にお話される青羽芳裕さん

予備校に通っていたころ、開高健の記念講演を聴いたのが、開高さんを見かけた最初だった。上体にくらべて足がスマートだなというのが印象だった。サントリーの入社試験を受けると雑誌の「洋酒天国」がもらえると聞きつけて、友人と受けに行って、もらって帰ったこともあった。読売では広告の仕事をしていて、担当していたTBSブリタニカで初めてご挨拶した。

パイプがこんなに似合う作家は他にいない。パイプクラブ・オブ・ジャパン(PCJ)の「ベストパイプスモーカー賞」というのを、開高さんにもらって頂いた。開高さんからは「キャプテン・ブラック」という作家愛用のパイプタバコを頂いた。

最後にお目にかかったのは病気をされてから。「ジンギスカンの墓あばきをするんや」というような言い方をあえてされていた。

記念館にあるジッポやダンヒルのライター類――これらはすべて作家の愛用したものだったが――を取り上げて、ひとつひとつ由来や解説を加える。オーストリア製のイムコ。ダンヒルの軍用ライター……。

ダンヒルの「Author(著者)」というパイプを愛用されていたが、ブランドへの憧れと同時に、この名前にも惹かれていただろう。ただ、最も愛したパイプはデンマークのゲルト・ホルベックが作ったパイプだったのではないかと思う。記念館にもあるが、この細身のパイプは、ほんとうに飽きのこないものだ。開高さんは、こうしたもののコレクターではなく、「使う人」だった。

カテゴリ:紅茶会 2007-09-01