開高健記念会

来館者のノートから

このNEWSページでは、開高健記念会の活動の現況を中心に、開高健関連のさまざまな情報もお知らせしていきます。

来館者のノートから(5-6月編)

開高健記念館を訪れた方々が書きつづってきたノートから、その月々の言葉をふりかえります。(お名前はイニシャルで、難読文字は●で表記させて頂きました)

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 ◆青年時代の私にとって、開高さんはただ面白い文章を書く作家というだけの人でしたが、壮年から初老になるにつれ、開高さんは私の心の中でますます 重みを増し、ついには心の師匠と呼ぶべき存在になりました。私は現在79歳に手が届きそうな引退町医者ですが、現在の私にとって、開高さんの文章は唯一無 二のかけがいのない文章家です。開高さんの文章の前では、小林秀雄も谷崎潤一郎も、いや森鴎外でさえ、その光の大半を失って了うようです。男は晩節をかん ばしゅうせなアカン。何と凄い言葉じゃありませんか。こんなありふれた言葉に凄味をもたせることができる人など、そう滅多にあるものではありますまい。改 めて、開高の偉大さを偲ぶ。(2015.5   萩原朔太郎の小学校以来の後輩生 M・T)

 ◆13年ぶりに来ました。Kindleで本を読めるようになり、いつも開高さんの本を持ち歩けるようになりうれしく思っております。いつも心の人として私の中にいます。(2015.5 K・H)

◆一昨年の秋に来て以来になります。その時も同じですが、サイゴンへの旅から無事に帰ったので開高さんの家を訪ねたかったのです。今回旅行はフンパツしてマジェスティックに泊まりました。103に泊まることはできませんでしたが、私は力を得て灼熱のサイゴンの街を歩き廻っては夕方に戻ってバーでカクテルをなめておりました。そんな日々を無事に過ごして帰国できたのは開高さんのおかげと思っています。お庭をながめつつ、今ほっとしています。どうやら私もベトナム・サイゴンにとりつかれたようです。またあの地へ行きます。そして無事に帰ってまたおじゃまします。(2015.5.17  東京・武蔵村山 T・T)

 shou_tetugaku.jpg 哲学の小径を降りる

◆ベトナムから来ましたターイと申します。「ベトナム戦記」を読んだきっかけに、ミュージアム に来ました。今回「ベトナム戦記」展が見えて、開高さんとベトナム当時の写真が見えて、感動しました。この展をより●友に知ってもらいたいと思います。(2015.5.17  ベトナム・ホーチミン市 D・K・T)

◆開高健のいない時代しか知らない。そう思って書を追うのみでしたが、今日、ちらっとお会いできた気がします。梅雨のあい間の、さわやかな良い日に。(2015.6.13  Y・●)

◆当方、来月からアメリカ・ニューヨークに勤務します。若いころ、先生が活写されたニューヨーク、アメリカ。漠然とした憧れはありましたが、そこで働く日が来るとは思っていませんでした。アメリカでまた読もうと、先生の作品を持参するつもりです。精神の安定剤、ビタミンとして、味わって読もうと思っています。”オールド”●●のルーキーですが、いろんな経験ができそうで楽しみにしています。遠くから見守って下さい。帰国した折にはまた参上します。では、行って参ります。(2015.6.19  横浜市 S拝)

◆中学生で先生の本と出会い、高校、大学と読みふけり、大学生の時、先生の訃報を知り、年を重ねるごとに文章の奥深さを感じさせていただきました。48歳の今、この4月に単身赴任で初めての関東生活が始まり、やっと記念館を訪れることが出来ました。悠々として急げるよう、日々を送れますように。何とか楽しんでいます。(2015.6.21  大阪府富田林市 N・K)

 (*以前の「来館者のノートから」は記念会トップページ「来館者のメッセージ」でご覧いただけます)

 

カテゴリ:来館者のノートから 2015-06-14