開高健記念会

記念文庫からのお知らせ

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「開高健記念文庫」準備室から、こんなインタビューを発見

◆【「開高健記念文庫」準備室から】
「記念文庫」のオープンに向けて図書類の整理が少しずつ進んでいます。先日見つかったのは、下の写真のような雑誌のインタビュー記事「オーディオ探訪 語り手・開高健」、たぶんどの開高エッセイ集にもひろわれていない。「音楽というのは引き金なんですよ。自分の内面にある、埋もれた“なにか”のために──記憶、体験、涙、血、精液、そして恋──」など、語り口もじつにたのしそう。焼け跡のジャズやパリのシャンソン……ベトナムの国民的シンガーソングライター、チン・コン・ソンについてまとまった話をしているのも見逃せない。「文庫」オープンのおりには、ぜひ手に取ってみてください。     ──写真は「Gallantmen」1978年1月号より 撮影・深瀬昌久

 

◆「開高健記念文庫」準備室から②: 前項つづき。「オーディオ探訪」ではこのチン・コン・ソンのことを「いま書いている、ベトナムを舞台にした小説」のBGMとして、日夜その音楽テープを聞いている、と話しています。このインタビューは1977年夏、アマゾンに取材旅行に出る直前になされたものと思われるので、「いま書いている小説」とは『輝ける闇』『夏の闇』につづく「闇シリーズの第3作目」でしょう。でも、その後1986年に出た半自伝『耳の物語』だけでなく、未完の3作目『花終る闇』にもこの“ベトナムのボブ・ディラン”の名は出てこない。あまりにきれいさっぱり出てこないのが、ちょっと気になるところです。──下の写真は、ソンの恋人でもあった女性歌手カーン・リーが彼の曲を歌ったLP(日本コロンビア1981)のジャケット。一部がYouTubeでも聴けます

カテゴリ:ニュース 記念文庫からのお知らせ 2017-11-11